相続サポートブログをはじめた理由③

query_builder 2020/10/04
お知らせ
何を思う

前記事のつづきから

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自ら銘打って表題として大々的に広告した分、本末転倒になってしまうかもしれませんが「相続で儲ける」ことはありません。

あるべき権利に従って財産を承継し、

あるべき義務に基づいて税金を納めます。


ここに「儲かる」「儲かった」「損する」「損した」の概念は、本来はありません。

あるのは「思っていた通り」か「思っていたのと違う」かです。

事前に準備をして、「思っていた通り」に財産を取得し、債務を承継し・申告と納税を完了し、必要手続を済ませる。


そして、ここにかかる時間と費用とを省いて、抑える。

そういったことができるのであれば、それもひとつの相続対策として、税理士の仕事として社会に広く求められているものであると思っています。


また、みなさま納税者の側としても、相続に際し「銀行に行ったら証券を勧められる」「専門家の独自開催の無料相談に行ったら保険を勧められる」といった、対面接客に伴う不都合も回避できる副次的な効果もあると実感しております。

 非常に残念なことに本稿の効果をもっとも感じられるであろう「対策すれば申告しなくていい(もしくは自分で申告できる)」方は、

「お金がかかるとわかってからあたふたする」

「時間だけはあるから無料相談をはしごする」

「はしごした無料相談でリスクの高いインターネット知識を押し付け、税理士や弁護士・司法書士といった専門家の了解をとりあえずもらおうとする」

といった状況に陥りやすいです、われわれ専門家は多かれ少なかれ社会貢献意識をもって無料相談等の席を設けているものの、「むやみに儲け話に加担される」のは非常に嫌う人種です。



とりわけ今回のメインテーマである相続税の前段には贈与税があり、贈与税はそれこそ「タダでもらったお金(財産・利益)にかかる税金です」。以前に相続税の最高税率が上がり、相続税が高くなったという旨の記載をしましたが、贈与税はそれ以上に税率も高く課税ラインも低く設定されています。むやみに相続対策してほしくない国家の意思もあり、相続対策にはその前段の贈与税の壁があります。


つづく

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