相続税申告でいちばん気を付けること!!基礎控除額と遺産。

query_builder 2020/09/16
相続について/自分でやりたい相続税申告
申告チェック

身内に相続が起こってしまって大変!?ところで相続税の申告しなくちゃダメ?
この記事では人生では何度も経験はしない相続税についての役立つ情報をお伝えします。

〇申告しなくて大丈夫かな!?  

相続税の申告が調べたら10か月だとはわかったけど、いまから申告なんて間に合わない!?  もしかすると今回の相続は申告しなくていいかもしれません。要確認です!!

〇遺産に係る基礎控除額って?

国税庁のホームページでは

“その遺産に係る基礎控除額の範囲内であれば申告も納税も必要ありません。”  

とあります。
遺産に係る基礎控除額は、いわば「そのご世帯の場合は相続税払わなくてもいいですよ」と国が決めてくれた金額です。
これが平成27年に改正されちゃったんですけどね…

〇遺産に係る基礎控除額ってだいたいいくら?  

ご夫婦どちらかが亡くなってしまって片方は生きていて、お子さん1人で4,200万円。
お子さん2人なら4,800万円。お子さん3人なら5,400万円。
が遺産に係る基礎控除額です。  

この計算自体は結構簡単で、3,000万円を最低ラインとして、これにプラスで600万円×法定相続人の数。です。 法定相続人の数は基本は配偶者と お子さん(お子さんが亡くなっている場合にはそのお子さんのお孫さん。) お子さんやお孫さんがいらっしゃらない場合は上の世代。 上の世代が亡くなっている場合にはご兄弟。 の数になります。

〇気を付けるのは実はそっちではなくて!?

遺産に係る基礎控除額で実は税理士の側で気を付けるのは「基礎控除額」の方よりもむしろ「遺産」の方です。

ここでいう「遺産」は一般的な「遺産=遺言と分割協議」だけでなく、 次のものも入ります。税理士の相続税申告がしっかりとした報酬をいただいて、みなさんにご安心いただいているのは、これらの事由や留意点について、しっかりと調べてあるべき可能性にちゃんと対応しているからです!!

「遺産」に入るものは次のとおりです

・死亡直前の現金引き出しのうち手元に残っている金額
・被相続人の借入にひもついて譲渡担保として他人に所有権のある財産
・死亡保険金、共済金のうち被相続人が保険料・掛金を負担した部分
・契約自体の引継ぎを行う保険契約
・被相続人から受ける借金の免除などの利益
・被相続人の受けるべきであった退職手当金・一定の弔慰金
・死亡前3年以内に受けた贈与財産
・上の贈与財産に限らず「相続時精算課税」の適用を受けた財産
・名義は被相続人にないが、管理処分が実質的に被相続人にあるもの
 (いわゆる「名義預金」など)

などです。

〇気を付けることをわかりやすく。  

細かくてわかりづらいので「相続税の申告が不要かどうか」について気を付けることをまとめます。

①     「私がもらった金額」で考えない
    →亡くなった方のすべての財産です!!


②     「現金預金・土地・建物」だけじゃない
    →保険契約なども確認です!!


③     「ギリギリかからないセーフ」は要注意
    →ほかの相続人の方が以前にもらった財産(贈与)などに注意です!!

これでもまだ難しいかもしれません!!許してください。税理士だからこそ安易に「申告しなくて大丈夫ですよ」とは言えないんです。

そして、
「ギリギリっぽいけど不安だ」、
「土地が高いって話だから相続税かかるわ」、
の方はこの下もご覧ください!!
↓ 





〇「申告はするけど税金はかからない」場合が実は大多数です!!


平成27年の改正でこの「遺産に係る基礎控除額」は超える相続がほとんどになりました(それ以前は5,000万円+1,000万円×法定相続人の数。今の6割増し!!)。
しかし同時に現行の法律に基づいてしっかり計算すれば「申告はするけど税金はかからない」相続が増えています!! その主な有利規定が 「配偶者に対する相続税額の軽減」と「小規模宅地等の課税価格減額の特例」です。 これの詳細についてはページをご覧ください。

・配偶者に対する相続税額の軽減とは?

・小規模宅地等の課税価格減額の特例とは?

この2つの規定は計算も要件も面倒であるため、これらの規定まで安心して申告するにはご自身では難しいことがほとんどです。

ここで立ち止まってしまった場合はお近くの税理士さん。もしくは梨井俊税理士事務所にお問い合わせください。相模原市中央区に事務所を構えるため関東圏はもちろん「非対面対応」については場所を問いません。

非対面対応についてはこちら。


※しかし、非対面対応は安価とはいえ税理士の申告代理です。「金額の確認だけして欲しい」という方もいらっしゃるかと思います。しっかり書類等ご準備いただいたうえでこのブログをご覧いただいた方には特別に「申告サポート」のご提案もできるかもしれません。

「申告サポート」はいわば税理士による金額の最終チェックです!!

いくつかの質疑応答、チェックシートの記入をいただき、依頼者さま自ら申告いただくお手伝いをいたします。

 「税理士の無料相談では時間が足りなかった」

 「税務署の予約相談ではいまひとつ安心できなかった」

という方向けのサービスです。

リスクの少ない一般家庭の申告であれば、料金はおおむね非対応対面の半額程度に抑えられるのではないかと存じます。こちらは「応相談」のためお問い合わせの際に「ブログ見た」とおっしゃっていただければ話がスムーズです。


お問い合わせはこちら。

〇「まだ相続発生していない」「次回の相続に備えたい」場合は、こちらもご覧ください。


また、相続が起こる前にご縁あってこちらの記事にお目通しいただいた方には、難易度別に「生前対策」「相続対策」のご提案も行っております。

この生前対策・相続対策で
①     ギリギリ申告しなければならない相続が→申告不要になったり、
②     税額の出る相続が→申告すれば税額ゼロの相続になったり!!


そもそも「申告しなくていい」のラインに適正に、かつ安全に持っていけるのであれば、相続税申告にかかる添付書類を集めるためにあくせくする必要もありません!!
梨井俊税理士事務所の生前対策・相続対策では、相続税についての広い知識を柔軟に活用して、依頼者さまのごとにその家族構成や収入帯に合わせた最適な対策を提案・実行いたします。

生前対策・相続対策の一部をご紹介しています

・自分でやりたい生前対策・相続対策

おわりに

大変長い記事ではありましたがここまで読み進めてくださり大変恐縮です。ご自身で申告するにあたっても、最寄りの税理士さんにお願いするにあたっても、亡くなった方とみなさまとにとってしっかりと心休まる相続であること望んでおります。

税理士・ファイナンシャルプランナー 梨井俊

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