自分でやりたい生前対策・相続対策:追記~現金を残すこと。
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身内に相続が起こってしまってからでは大変!?
この記事では人生では何度も経験はしない相続についての役立つ情報をお伝えします。
では、生前対策として「現金を残すことは大切だ!!」とお話しましたが、
具体的にどのように現金が必要なのか、ここについてすこし掘り下げたいと思います。
大きく分けて3つです。それが
①親の側…老後資金の不足
②子の側…納税資金などの工面
③全体 …揉めたときの折衷案
です。 以下、順を追って話していきます。
①老後資金が足りなくなる
…「税金を安く」ということばかりを意識して、経験や知識の浅い税理士が対応すると起こりうる不安です。
現在では「老後資金2,000万円時代」ともいわれます。 事実、平均寿命が延びているため、65歳から20年で85歳。2,000万円あったとしても一年あたり100万円です。一か月8万円以下です!!
正直足りないですよね、。さらに年齢を重ねるほど病気のリスクは高くなります。
このあたりのFP的な全体像もないと、よっぽどの資産家でもない限り、
無策の生前贈与は「対策」に全然なっていません。
②納税資金などの工面
…生前贈与のやりすぎは、子の側も将来の相続税の納税資金不足を招く場合があります。
っとも生前贈与しやすいのは「現金」です。では、現金がなくなったあと親に残る財産は何かというと、不動産など、換金に時間や手間のかかるものばかりです。
「不動産を売って納税資金に充てる」という方法自体はありますが、この場合、売却に係る仲介手数料や譲渡所得税がかかり、よくよく考えてみると、キャッシュはだいぶ減った。なんてことも頻繁にありえます。
③揉めたときの折衷案
…突然なのですが、親がなくなって兄弟が実はたくさんの財産を親から生前にもらっていたとします。気に食わなかったら文句のひとつでも言って、今回の相続では自分の納得する金額の財産をもらいたいものです。 ここで質問なのですが、今「財産をもらいたいもの」として真っ先に思い浮かんだのは「現金」かと思います。よほど良い不動産でもない限り、管理や取得の手間を考えると、「いいから現金よこせ」という話はよくあります。
ここでもやっぱり現金が親の遺産として残っていた方が安心です。
まとめ
「生前贈与」や「生前対策」は、社会ではどんどん興味関心が増え、 間違った知識や、後先考えないその場限りのコンサルが流行しています。
間違った・長い目で見ると得していない「生前贈与」「生前対策」で、
一番得をするのはコンサル手数料とかをもらう人です。
ほんとうにあなたやそのご家族のためになる方法を「まずはご親族で」いっしょに考えてください。いっしょに考えるにあたって正しい知識と道徳とをもった専門家を頼ってください。
お困りの際はお近くの税理士さんもしくは
相模原市中央区の税理士。
相続・副業サポートの梨井俊税理士事務所へ。
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